ネックピローの正しい使い方 【顎の下に設置する理由とメリット】

海外旅行でよく見かけるネックピロー、気になっているけど、実際どうやって使うの?
本当に効果があるのかな?

と思っているあなたへ。2週間後に控えた海外旅行に備えて、初めてのネックピロー選びに悩んでいる方も多いかもしれません。

ネックピローは、首を支えて移動中の快適さを高めてくれるアイテムとして、多くの旅行者に愛用されています。

しかし使ったことが無い人にとっては使い方や効果について、意外と知られていない部分も。

この記事では、ネックピローのプロが正しい使い方を徹底的に解説し、意外と知らない「顎の下に設置する」使い方についても触れていきます。

また購入前に知っておきたいポイントを押さえ、あなたにピッタリのネックピローを見つけるお手伝いをします。

目次

ネックピローってどんな効果があるの?

ネックピローは、首のサポートと移動中の快適さを提供するアイテムです。その効果は主に次の3つに分けられます。

頭を後ろに預けられる

ネックピローを使うことで、頭をしっかりと後ろに預けられ固定できます。

これにより、首と肩の筋肉がリラックスし、長時間の移動でも快適に過ごすことができます。

背もたれに頭を預けて、楽な姿勢で休むことができるため、特に首の筋肉に力が入らず負担が軽減されます

頭が左右にガクッと落ちないようにする

座りながら寝ると寝落ちして頭が左右にガクッと落ちてしまうことはだれしも経験すること。

眠りが妨げられる上に、首が痛くなって最悪な気分になりますよね。

ネックピローは首の左右もしっかりサポートするため、頭が横に傾くのを防いでくれます。

顎の下(逆向き)に着用することで、頭が前にガクッと落ちるのを防ぐ

実は、ネックピローを逆向きにして顎の下に配置する方法もあります。

座って寝ると頭が前にガクッと落ちて起きてしまう人もいると思います。そんな人にはこの使い方がお勧めです。

ネックピローが首の前を前掛けのようにカバーする為、頭が前方にガクッと落ちてしまうのを防ぎ、眠りが妨げられるのを防げます。

よく前方に頭がガクッとしてしまう方には、この使い方が非常に効果的です。

ネックピローは効果がないのでは?と思われる方は実際に使用した約150名へのアンケート結果を基に、ネックピローの有用性を考察した下記の記事も読んでみてください。

ネックピローの正しい使い方

ネックピローにはいろいろな形・タイプがあり、それぞれに微妙に使い方が違いますがこの記事では一般的なU字タイプの使い方を紹介します。

ネックピローは着用方法によってサポート力や快適さが変わります。

特に、着用する向きによりどの部分を支えるかによって得られる効果が異なります。ここでは、ネックピローをより効果的に使うためのポイントを詳しく見ていきましょう。

通常の向きでの使用

一般的には、ネックピローをU字型にして首の後ろから前にかけて巻き、首全体をサポートする使い方が広く知られています。

この方法では、背もたれに寄りかかりながら首をしっかり支えることができ、頭が後ろと左右に倒れるのを防ぎます

これにより、頭がガクッと左右に落ちることを防ぎ、また後ろの支えにより首や肩の負担が軽減されることで長時間の移動を快適することができます。

逆向きに使い、顎の下を支える

ネックピローを逆向きに装着し、U字の閉じた部分を顎の下に当てて使用する方法もあります。

この装着法は、頭が前にガクッと倒れてしまうのを防ぎたい方に最適です。

また背もたれに大きな枕があり、頭が前に突き出されてしまう場合にもお勧めです。

座席に深く座って背もたれに体を預けられない場合や、うたた寝しがちな方にはこの逆向きの使用が役立ちます。

頭の前方をしっかりと支えることで、より安定した姿勢で眠ることができるのが大きなメリットです。

自分の癖に合わせて向きやエアー量を調整する

人それぞれ寝る時の癖があり、また座席のタイプによっても最適な使い方は変わります。

ご自身で色々な向きで装着することで最適な使い方を探ってみてください。

またエアータイプのネックピローなら、空気の量を調整することで自分に合ったフィット感を得ることも重要です。

基本的に空気を入れすぎると硬くなるので、気持ち空気少な目がお勧めですが人によって好みは違うので調整しましょう。

こんな使い方も!ネックピローの一風変わった使い方

ネックピローは、移動中の首を支えるためだけのアイテムにとどまりません。

実は、様々なシーンで活躍する意外な使い方があるんです。ここでは、旅行中だけでなく、日常生活でも役立つネックピローのちょっと変わった使い方をご紹介します。

腰のサポートに

飛行機やバスの座席が硬い場合や、長時間座っていると腰が痛くなってしまう方には、ネックピローを腰に当てる使い方がおすすめです。

ネックピローを腰の後ろ、特に背骨のカーブしている部分に置くことで、自然なカーブに保ち、腰の帰任区への負担を軽減できます。

特に腰痛が気になる方にとっては、腰サポートとしてもネックピローは大活躍してくれます。

オフィス・在宅ワークでの昼寝に

オフィスや自宅での昼寝の時にも、ネックピローが便利です。

机に伏せて寝る場合、ピローを腕の下か上に置いて高さを調整することで、より楽な姿勢で休むことができます。

また、背もたれのある椅子なら、ネックピローを通常の向きで首に巻き、リクライニングしてリラックスすることもできます。

これなら、仕事の合間の短い休憩時間でもしっかりとリフレッシュできます。

枕代わりに

旅行先の枕が合わない場合や、アウトドアなどで簡易的に寝る場所が必要な場合、自宅でちょっと床に寝転がる場合にもネックピローは役立ちます。

フラットに枕代わりに使用したり、円形のピローを用意して首や肩にかけて使ったりと、用途に合わせたアレンジが可能です。

コンパクトで軽量なネックピローは、場所を取らずに手軽に携帯できるので、枕としての応用もおすすめです。

買う前に絶対知って欲しい!ネックピローを選ぶうえでの重要な3ポイント

ネックピローは、旅行の必需品から日常のリラクゼーションツールまで、その用途は幅広いです。

しかし、その多様性ゆえに、自分にとって最適なネックピローを選ぶことは一見すると難しいかもしれません。ここでは、最高の快適性とサポートを提供するネックピローを選ぶための最重要3ポイントを紹介します。

携帯性

旅行中は荷物が多くなりがちです。

ネックピローを選ぶ際は、できるだけコンパクトで持ち運びやすいものが使いやすくて良いです。

特にエアータイプは使用後に小さくして収納できるため、スーツケースやバックパックの中に入れても場所を取りません。軽量であることは思っている以上に大切なポイントです。

フィット感

ネックピローの快適さは、どれだけ首や頭にフィットするかによって大きく左右されます。

形状にこだわり、自分の首にしっかりとフィットするものを選びましょう。

基本的にはU字型を選べば間違いありません。H型もかなり良いです。

画像の様な首に巻くタイプは個人的には首の前にある頸動脈を圧迫して苦しく、また小ささゆえに首を左右に預けにくいためあまりお勧めしません。

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エアーではないタイプのピローはしっかりしたクッション性がありますが、エアータイプも皆さんが思っているよりもずっと使用感は良いです。

特に私はよくあるウレタンタイプよりもエアータイプの方がホールド感があり、好みです。

着用時の質感(生地の質)

長時間肌に触れるものなので、生地の質感にも注意しましょう。

肌触りがよく、汗をかいても蒸れにくい素材を選ぶことが重要です。

例えば、さらっとしており汚れも落ちやすいナイロン生地やふんわりしたコットン生地は、長時間使用しても快適に過ごせます。

また洗えるカバー付きのものを選べば、複数回の使用でも清潔に保つことができるので、衛生面でも安心です。

これらのポイントを参考にして、自分の旅行スタイルや使用目的に最適なモデルを見つけましょう。

最適なネックピローを見つけることで、あなたの旅行や休息時間がより快適なものになります。

おすすめのネックピローを紹介

お勧めネックピローの選び方を紹介しましたが、「結局どれがいいの?」とりあえずこれっていうおススメを教えてほしい」という方もいるかと思います。

このパートでは簡単に私のお勧めする人気ネックピローをいくつか紹介します。

旅寝工房 minimaU(ミニマルU)

筆者が運営するネックピローのブランド「旅寝工房」の商品です。

「結局自分の商品を売りたいのかよ」と思われるかもしれませんが、15を超えるネックピローのテストとユーザーの声から制作して、ネックピローのプロとして自信を持っておススメできるので紹介します。

この商品はU字型、エアータイプ、外側ナイロンカバー、カバー取り外し不可の商品です。

快適性にこだわったU字(他のタイプより高さがあり、首元のフィット感が強い)とエアーによる携帯性が特徴です。

※ただし人によってはフィット感が合わない方もいます。

私は首が太いから、合いませんでした

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エア-ポンプ内臓で口を付けずに膨らませられ、女性にも使いやすいです。またポンプは独自の小型設計の為、着用時の邪魔にはなりません。

外側ナイロンカバーは取り外しできませんが、防汚性があり汚れが手洗いでも落ちやすく清潔に使用できます。

ざっと水洗いするだけなので、めんどくさがりな人にはカバーを外して洗濯して、またつけて・・・とするよりむしろ楽です。

カバー1体型かつネット限定の為、比較的安めの価格で販売させていただいています。

頻繁に使うものでもないので今まで100円ショップのエア枕でどうにかしてきましたが、ビニール感マシマシの100円枕は首が凄まじく蒸れてかゆいのでこちらを購入。
肌触りが良く寝やすいので買って良かったと思います。

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「携帯性を重視する場合」や「初めてでとりあえずネックピローを試してみたい場合」にとてもおススメです。

ヨギボー Neck Pillow X(ネックピローX)

かの有名なヨギボーの商品です。

「ヨギボーだから気持ちよさそう」というイメージが強い商品ですが、先入観は排除して使って、純粋におススメできます。

この商品はH型、ビーズ、外側綿カバー、カバー取り外し可能な商品です。

首元のフィット感が強く、とても姿勢が安定します。フィット感についてはエアーやウレタンフォームよりも上だと感じました。

他の商品(ネックピロー)と違い 着用時の首というか頭部の安定感が抜群です

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また形状のH型とビーズの相性もよく、首をしっかりと固定します。ただ硬すぎると感じる人も一定数います。

しかし、ピロー自体が硬めで肩が疲れるし、窮屈で耳が折れ曲がり長時間は使用できません。

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また面白い機能で、ネックピローのカバーにアイマスクが付属されています。これは一見頼りないアイマスクなのですが、意外にも結構使えます。

評価もよく、硬めでしっかり固定されるネックピローが良い人には特におススメです。

たがし価格が高めであること、カバーが取り外しずらく洗濯がしづらい点、携帯性が悪い点には注意です。

まとめ

ネックピローは、旅行中や日常生活での使用において、多くの人々にとって欠かせないアイテムです。

しかし、その使用方法や選択には誤解が伴うことがあります。

ネックピローの効果を最大限に引き出すためには、正しい使用方法を理解し、自分の体型や姿勢、旅行のスタイルに合ったピローを選択することが重要です。

この記事を通じて、ネックピローについての誤解を解きほぐし、快適な睡眠や休息を得るための有効な手段としてネックピローの利用を考えていただければ幸いです。

ネックピローは単なる旅行用品ではなく、日々の生活の質を高めるための重要なツールにもなりうる可能性を秘めた商品だと筆者は考えています。

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