僕は初めてのタイ旅行でうっかりショートパンツ姿で寺院に向かい、
入り口で「その服装じゃダメだよ」と言われてしまいました。
慌ててスカーフのような布を腰に巻いて凌いだんですが、あの時はちょっと恥ずかしかったです…。
そんな体験もあって、今回は「タイではどういう服装がマナー的にも快適的にもベストなのか?」という
テーマで、特にロングスカートに焦点を当ててお話しします。僕自身は男性なのでロングスカートを履く
ことはないのですが、女性の家族や友人と一緒に旅をするたびに、その利便性を身近に感じてきました。
ぜひ最後まで読んでみてください。
ちなみに、服装全般については別の記事で掘り下げていますのでよければ合わせてお読みください。
タイ旅行 服装
タイの寺院・観光地で求められる服装マナー

タイのドレスコードの背景
まず知っておきたいのが、タイには数多くの寺院(ワット)があり、地元の方々が普段から大切にしている神聖な
場所だということ。日本のお寺や神社と雰囲気は似ているんですが、想像以上に服装チェックが厳しいです。
- 露出度の高い服はNG
タンクトップやミニスカート、ショートパンツといった肌見せの多い恰好だと、入口で「入れません!」と
バッサリ言われることも。せっかく来たのに入れない…というのは悲しいですよね。 - 膝が隠れているかどうか
僕がショートパンツで引っかかったのもコレ。友人の女性は膝丈ワンピでセーフでした。寺院によっては
スカーフを貸してくれるところもありますが、余計な出費と気まずい空気は避けたいところです。
ロングスカートが最適な理由
そんな中、ロングスカートが重宝される理由は単純明快。「露出が少ないうえに、意外と快適」なんですね。
- 足元までしっかりカバー
タイでは膝上すらNGなケースが多いので、足首近くまで覆ってくれるロングスカートは安心感抜群。
寺院の雰囲気にもしっくりきます。 - 上品かつ写真映えも◎
せっかくの海外旅行、写真を撮る機会が山ほどありますよね。
ロングスカートはフォトジェニックという意味でもおすすめです。 - トップス次第でカジュアルからフォーマルまで
Tシャツやブラウス、ストールを組み合わせるだけで、雰囲気をがらりと変えられるのも魅力。
荷物が多くなりがちな旅行ですが、一着で着回しがきくのはありがたいですね。
タイの高温多湿に合うロングスカート選び

素材のポイント
タイはとにかく暑くて湿度が高い。日本の蒸し暑い夏のさらに上をいく感じです。
そういう場所では、何よりも素材選びが大切になってきます。
- リネンやコットン
僕もTシャツやシャツはコットン素材をよく着ますが、汗かいてもベタッとしにくいのが嬉しいですよね。
通気性の良さでいえばリネンも負けていないので、サラッと涼しい履き心地が期待できます。 - レーヨンなどの軽量素材
シワになりにくいので、スーツケースに押し込んでも取り出したらすぐ着られる便利さがあります。
色や柄も豊富なので、自分好みの一着を探しやすいですよ。 - 速乾性のある化学繊維
タイの突然のスコールで「さっきまで晴れてたのに…」なんて場面も珍しくありません。
濡れても乾くのが早い素材だと、その後のスケジュールに影響が出にくいですね。
デザイン・シルエットの選び方
ロングスカートにもいろいろデザインがありますが、動きやすさと風通しは妥協しないほうがいいです。
旅行中って思ってる以上にたくさん歩きますから。
- フレアタイプ
裾がふわっと広がるタイプ。歩くたびに涼しい風が入ってくるのは本当に快適だとか。
街歩きや観光で一日中履く人も多いですよ。 - ティアードスカート
段々になっているタイプで、写真映えが素敵。
一枚で存在感があるので、トップスはシンプルにまとめるとバランスが取りやすいですね。 - ウエストゴムやドローコード
「食べ過ぎちゃった」なんて日でもゴムのウエストなら大丈夫。
旅先ってつい食べ歩きが増えるんですよね。お腹苦しいのは避けたいところです。
タイならではのロングスカート

タイシルクの魅力
タイに行くなら、一度は手に取ってほしいのが「タイシルク」。
その光沢や質感は独特の高級感があって、見てるだけでもうっとりします。
- 伝統の手織り技術
タイシルクは手織りのものが多く、同じ柄でも微妙に織り目が違ったりします。
お店で「これは職人が丁寧に作ったよ」なんて説明を聞くと、つい心が揺れます。 - フォーマルにも使える
ちょっと格式高いレストランやホテルでの食事に行く際、タイシルクのロングスカートだと一気に
雰囲気が上がります。「旅先でドレスアップする機会なんてあるの?」と思うかもしれませんが、
こういう上品な1枚を持っていくと意外と役立ちますよ。 - お土産としても人気
自分用はもちろん、友人や家族にプレゼントすると喜ばれやすいです。ただ、あれこれ買ってスーツケースに
詰め込んだ結果、帰りの空港で「こんなに増えてる…?」と絶望するのはタイ土産の定番あるあるかも。
現地での購入スポット
ロングスカートの購入も、せっかくなら現地のマーケットや専門店を回ってみてください。
下手なテーマパークより断然エキサイティングです。
- チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット
バンコクにある超大型マーケットで、とにかく何でも揃います。値札がついていないことも多いので、
値段交渉も楽しめるポイント。僕はよく「ディスカウントプリーズ!」とお願いして、現地の人に苦笑されます。 - 王宮周辺の専門店
正規品を扱う店が多く、品質重視ならこちらがおすすめ。値段は市場より少し高めですが、
しっかりした物が欲しいときは安心感があります。 - 地方の工房やナイトマーケット
旅行先によっては、地元独自の工房で面白いデザインが見つかったり、ナイトマーケットで掘り出し物に
出会ったりします。夜のマーケットって活気があるし、食べ歩きもできるしで個人的には大好きです。
おしゃれ×マナーを両立するコーディネート例

カジュアルスタイル
- Tシャツ+ロングスカート+スニーカー
ベタだけど最強の組み合わせ。Tシャツの柄やスニーカーの色で遊べるので、
何着か持参して気分で変えるのも楽しいです。タイは暑いので帽子やサングラスも忘れずに。 - タンクトップ+薄手のカーディガン+ロングスカート
外は灼熱なのに、お店やホテルのエアコンはガンガン。そんな温度差対策にカーディガンはマスト。
汗でベタついても軽く羽織れると何かと便利です。
フォーマルスタイル
- ブラウス+タイシルクのロングスカート
「寺院巡りだけじゃなく、ちょっといいレストランにも行きたい」という方にピッタリ。
男性の僕でも、女性の友人の装いを見て「やっぱりタイシルクは映えるな」とうらやましく思う瞬間があります。 - ストールをプラス
露出を控えたい場所では肩を隠せるし、エアコンが効きすぎた室内でも防寒に活躍。
何より色や柄のバリエーションが多いので、コーディネートの幅を広げられます。
実際の旅行者のスタイル事例
- SNSで人気のコーデ
インフルエンサーや旅好きなブロガーさんの写真って、見ているだけでワクワクします。
タイの街並みに溶け込みつつも映えるコーデを探すなら、ハッシュタグで検索してみるのも手。
- 現地ガイドからのアドバイス
現地で長く暮らす方はリアルな事情を知っています。例えば「この寺院はフレアスカートより、
ちょっと丈短めが歩きやすいよ」とか、小ネタが聞けると旅がもっと楽しくなりますね。
快適な旅をサポートする準備とグッズ

ロングスカートと合わせたいアイテム
- ウォーキングシューズやサンダル
とにかく歩く。歩いて、歩いて、また歩く。それが旅というもの。履き慣れたシューズは必須ですが、
ロングスカートとの相性を考えてデザインを選ぶのも大事です。 - ネックピロー
僕は飛行機での長時間移動が正直キツいので、ネックピローは毎回持参。
首回りがラクになると眠りの質が大違い。バス移動中でも使えますし、旅の必需品だと断言します。 - UVカットカーディガンやストール
日本の日差し以上に強烈な紫外線がガンガン降り注ぐので、日焼け対策は手を抜かないほうがいいです。
ロングスカートとのトーンを合わせると統一感が出て、コーデが一気に垢抜けます。
事前に押さえておきたいポイント
- 試着を重視
ロングスカートは丈が長いぶん、想定していたより引きずってしまうことも。
試着できないネット通販なら、サイズ表をしっかり見比べましょう。 - シワや洗濯のしやすさ
旅先で毎度アイロンをかけるのは面倒だし、設備がないこともあります。
シワが気にならない素材や、簡単に手洗いできる生地だとラクですよ。 - 値段交渉とお店の信頼性
市場やマーケットでは値札がないお店も多いので、交渉を楽しむのも醍醐味。でも、あまりに安すぎると
品質に不安が残るので、ほどほどが吉。専門店なら品質保証されているので、そこはお財布と相談です。
まとめ

というわけで、タイでのロングスカート事情をざっくりまとめてみました。
個人的には「ロングスカートを履いておけば、とりあえず寺院巡りも安心」と思えるくらい、マナー面でも
機能面でも優秀なアイテムだと感じています。しかもコーデの幅が広いので、一着持っていれば
「今日はどこへ行こう?」と予定が変わっても困りません。
実際にタイへ行って、ワクワクするような寺院の景観やおいしい料理、陽気な人々との触れ合いを
満喫してきてくださいね。素敵な旅になるよう、心から応援しています!