僕自身タイには何度か足を運んだことがあるのですが、最初に訪れる前は「屋台って本当に大丈夫なの？」
「ホテルの水道水は平気？」など、いろいろ不安がありました。実際に現地へ行ってみると、思っていた
よりも清潔なところが多くて驚いた部分もあれば、「ここはちょっと気をつけたほうがいいな」と思う場所も
ちらほら。そこで今回は、タイ旅行の衛生面に焦点を当てて、実際に役立つ情報や気をつけたいポイントを
まとめてみました。少しでも参考になれば嬉しいです。
ちなみに、タイ旅行の注意点については別の記事で掘り下げていますのでよければ合わせてお読みください。
タイ旅行 注意点
目次
タイの衛生事情を理解するメリット
タイ旅行における衛生面の重要性
海外旅行をする上で一番避けたいのは、なんといっても体調を崩してしまうこと。せっかくの楽しい時間を、
お腹の不調や謎の発熱で棒に振ってしまうのはもったいないですよね。僕も昔、ローカル屋台で食べた
激安のエビ料理が原因で、次の日まるまるホテルのトイレとお友達になった経験があります。
以来、タイに行くときはちょっとだけ警戒度を上げて、衛生面に気を配るようにしています。
事前情報の収集と準備が鍵
- 口コミや体験談
友人やSNSで実際にタイを訪れた人の声を聞いてみると、具体的な注意点が分かります。
気軽に「どのエリアが危険そう？」とか「屋台メシで当たった経験ある？」なんて聞いてみると、
いろんな情報が集まります。
- 公式情報もチェック
公的機関（外務省や在タイ日本国大使館）から出ている情報は、
信頼度が高いので目を通しておくと安心感が違います。 - 持ち物の準備
除菌スプレーやウェットティッシュは、もはや旅のお守りといっても過言ではありません。
何も起きなければそれでよし、万が一のときの心強さが半端じゃないんです。
1. 飲食店の清潔度と衛生管理
1-1. 屋台やローカル食堂の衛生状態
タイを旅する醍醐味の一つは、やはり屋台飯ですよね。
けれど、「食べたいけど、お腹壊すリスクは？」と思う方も多いはず。
- 地元の人で混んでいるお店は比較的安心
僕がよくやるのは、地元の人が行列を作っている屋台を見つける方法。お店の回転が速い＝食材が
新鮮なことが多いんです。タイ人のお墨付きというだけで、ちょっとホッとします。 - 調理環境を一瞬チラ見
注文前にちょろっと厨房を覗いて、ゴミが散乱していないか、食材が外に放置されていないかなど、
気になる点がなければGoサイン。小さなことですが、慣れない国ではこうした“ひと手間”が意外と大切です。
1-2. 観光客向けレストランの対応
バンコクなど大都市の観光エリアには、おしゃれなレストランやフードコートが並んでいます。
- 口コミサイトやSNSの評価
「タイ 衛生面 おすすめレストラン」なんて検索すると、写真やレビューが山ほど出てきます。
日本語対応のレストランなら、日本人客の評判も載っていたりするので参考にしやすいですよ。 - 多言語メニューの有無
観光客向けに英語や日本語のメニューが用意されている店は、サービス全般に力を入れているところが
多い印象。衛生面の意識も高いことが多いです。
1-3. 飲食店で気を付けること
- 生野菜や氷入りドリンク
氷はどこで作られたものか分からない場合もあるので、現地の衛生レベルに慣れていない最初の数日は
特に注意した方が安心。僕は短期滞在だと、氷ナシをお願いすることも多いです。 - 食事前の手指除菌
屋台で食べ歩きをするなら、除菌グッズは絶対に携帯！日本と違ってハンドソープや
ペーパータオルがないお店も少なくないので、さっと出せるウェットティッシュが大活躍します。
2. 宿泊施設の衛生管理
2-1. ホテルの星数と清潔度の目安
タイは宿泊費が日本よりも安い傾向があるので、リーズナブルに高級ホテルに泊まれるのも魅力。
- 国際チェーン系ホテル
しっかりしたマニュアルに基づいて清掃や消毒が行われているので、
個人的には大きな安心材料だと思っています。 - 格安ホテルやゲストハウス
安いからといって必ずしも不潔というわけではないのですが、口コミは要チェック。
ときどき「写真と全然違う…」なんてことがあるので、事前リサーチは欠かせません。
2-2. 客室内での過ごし方
- 水道水の利用
「少しくらいならいいか…」と思いがちですが、日本人にとっては慣れない菌が潜んでいることも。
歯磨きやうがいも、なるべくペットボトルの水で済ませるほうがリスクが低いです。 - スリッパやマスクの活用
ホテルやゲストハウスによっては、部屋の床があまり清潔でない場合もあります。
使い捨てスリッパを持参すると快適ですし、エアコンが強い部屋ではマスクがあると乾燥対策にもなります。
2-3. ホテル選びのポイント
- 予約サイトのレビュー
部屋の清潔度については、かなり率直なレビューが書かれていることが多いです。
悪い評価がどの程度なのか、複数のサイトで確認して総合的に判断するのがベター。 - スタッフ対応の良し悪し
いざという時に相談しやすいかどうかも地味に重要。
「何か問題が起きたらすぐに対応してくれそう」と思えるホテルは安心感が違います。
3. タイの水質と食品衛生基準
3-1. タイの水道水は安全？
バンコクなどの都市部では「飲んでも平気」という意見もありますが、
旅行者がいきなり挑戦するのはちょっと勇気が必要かも。
- 基本はミネラルウォーター
コンビニで手軽に買えますし、旅行中なら多少お金がかかっても安全を優先したいですよね。
僕はいつもホテルの近くのセブン-イレブンでまとめ買いしています。 - 長期滞在なら給水所も
現地の人が利用する安い給水機もありますが、初めての方には正直ハードル高め。
慣れてきたら検討する感じでも遅くないと思います。
3-2. 食品衛生法や政府の基準
タイは観光大国としての地位を確立しているので、衛生対策にも力を入れているそうです。
- 屋台や小規模飲食店にもガイドライン
当局による抜き打ち検査なんかもあるようで、汚いまま放置するわけにはいかなくなってきています。 - 国際チェーンのレストラン
マニュアルが厳格に設定されていて、調理過程も整備されていることが多いので、
困ったときの“セーフゾーン”として利用する手もあります。
3-3. 現地の実情と注意点
- 大手スーパー・コンビニの食品
パッケージがきちんと密閉されているものなら日本とさほど変わらないクオリティと考えていいと思います。 - 地方の小規模店
冷蔵設備が乏しいお店もあるので、魚介類や生もの系は要注意。
「これ絶対ヤバいぞ」という勘を働かせるのも旅のスキルの一つかもしれません。
4. 公共施設・観光地の衛生環境
4-1. 公共トイレの利用状況
- 大型商業施設や駅のトイレ
バンコク中心部などの大きなショッピングモールや主要駅のトイレは、
意外と清潔感があって「日本と変わらないじゃん」と思うほどきれいなこともあります。 - ローカルエリアの公衆トイレ
紙がない、便座がない、そもそも水が出ない…など、なかなかハードル高めの場合もあります。
僕はいつもウェットティッシュとポケットティッシュを多めに持ち歩いています。
4-2. 観光スポットのゴミ問題
- 政府や自治体による清掃活動
観光客が集まるエリアは、清掃スタッフがこまめに回っていて、以前より改善が進んでいると感じます。 - ポイ捨て防止の取り組み
罰金制度を導入している場所もあるらしく、観光客もゴミ捨てのマナーには気を配りたいところ。
僕もついお菓子の包みを手に持ったまま歩いてしまい、ゴミ箱を探すのに一苦労した経験があります。
4-3. 移動手段と衛生面
- バスや電車
混雑時はどうしても人混みの中に揉まれるので、手指消毒やマスクは必携。
特に風邪が流行っている時期なんかは注意が必要です。 - タクシーやトゥクトゥク
個人経営の場合、車内の清掃状況はドライバーさん次第。心配な方は、見た目が明らかに不衛生そうな車は
スルーするのも手です（とはいえ旅先の一期一会を楽しむのも醍醐味だったりするので悩ましいところです…）
5. タイ政府や関連機関の取り組み
5-1. 観光客受け入れ拡大に向けた衛生施策
近年の感染症リスクを踏まえ、タイも一段と衛生基準を強化しているようです。
- 空港や観光地での検温・消毒
旅行者に向けたアナウンスや消毒ステーションが増えました。
心なしか、空港のスタッフさんもかなりテキパキしている印象。 - 医療体制の強化
バンコク市内には英語が通じる大きな病院も多いので、何かあっても比較的安心できると思います。
5-2. 「SHA（Safety and Health Administration）」プログラム
- 衛生管理の認証制度
ホテルやレストランに貼られているSHAマークは、一定以上の衛生基準をクリアしていることの証し。
見かけたら「ここは一応お墨付きだな」と思ってOKです。 - 観光客への周知
インフォメーションセンターや広告などで積極的にPRしているため、初めての方も分かりやすいはずです。
5-3. 今後の展望と注意点
- 情報公開のさらなる充実
タイ政府や観光局が、衛生面の情報をもっと発信してくれると旅行者としてはありがたいですよね。 - 自己防衛の大切さ
どんなに整備が進んでも、最終的には自分の身を守る意識が大切。
必要以上に怖がることはないですが、無防備でいるとトラブルに巻き込まれやすくなるのも事実です。
6. 現地旅行者の口コミや体験談
6-1. SNS・旅行サイトのリアルな声
- 「タイ旅行 衛生面」で検索
生きた情報がゴロゴロ出てきます。
TwitterやInstagramでハッシュタグ検索すれば、最近の状況がわかりやすいですよ。 - YouTube動画
実際の映像で屋台の雰囲気やホテルの部屋の様子が見られると、だいぶ参考になります。
6-2. 観光客からよくある質問
- 「生水は本当にダメなの？」
正直、避けたほうが安心だと思います。
慣れれば平気という話も聞きますが、短期旅行なら冒険する必要はないかなと。 - 「おすすめの飲食店エリアは？」
バンコク中心部の有名ショッピングモールやナイトマーケットは、外国人慣れしているお店も
多いので、まずはそういったところからチャレンジしてみるといいでしょう。 - 「体調を崩したときはどうすれば？」
旅行保険に入っておけば、病院に行くときの費用面の不安がぐっと減ります。
英語が不安でも、通訳サポートがついている保険を選べば心強いです。
6-3. トラブルを避けるための心がけ
- 手洗い・うがいの徹底
日本ではもう習慣化している方も多いと思いますが、タイの街歩きでもこまめにやるのが◎。 - 現地スタッフやホテルへの相談
タイの方は基本的にフレンドリーで優しい印象があります。
困ったら恥ずかしがらずに聞いてみると、案外すぐに解決策が見つかるかもしれません。
7. 衛生面を考慮した旅行快適グッズの活用
7-1. 搭乗中に快適さを保つ
- ネックピローやアイマスク
ロングフライトや夜行バスだと首と腰に来ますよね。
僕も最初は「荷物になるかな…」と迷っていましたが、一度使ったら手放せなくなりました。 - ブランケット
機内の冷房が強すぎて震えた経験があるので、折りたたみできるブランケットはいつも持ち歩いています。
7-2. 現地で役立つ衛生グッズ
- アルコール消毒液・ウェットティッシュ
これは言わずもがな、旅の必需品ですね。とくに屋台で食べ歩きをする方は必携アイテムだと思います。 - 折りたたみスリッパやトイレ用ペーパー
ホテルで床に直接足をつけるのが苦手な方や、トイレットペーパーがないトイレに遭遇したときに
重宝します。慣れない国で「あれ？紙がない…」と焦る状況は避けたいですよね。
7-3. 快適な旅を叶える工夫
- 不安要素を減らす
衛生グッズをしっかり用意しておけば、「もしも」の時に落ち着いて対処できます。
「備えあれば憂いなし」は、旅でも同じ。 - 安心感が旅を楽しくする
不安なく観光できれば、タイの魅力を思いっきり満喫できます。
あとは思いきり美味しいタイ料理を楽しむだけ…なんて最高じゃないですか？
まとめ
いかがでしたでしょうか。タイは年々、衛生管理が整備されてきており、都市部では想像よりもきれいな場所が
多いと感じます。ただ、一歩ローカルに踏み込むと「ん？ ここはちょっとヤバめかも…」という場面もゼロでは
ありません。だからこそ、事前に情報を仕入れて、最低限の対策（手洗い・うがい、除菌グッズなど）を
していれば、いざというときも落ち着いて対応できます。
ぜひ皆さんも、しっかり準備したうえでタイの素晴らしい文化や食を思う存分堪能してくださいね。
僕も次に行くときは、まだ挑戦していない屋台グルメに果敢にアタックしてみようと思っています。
タイ旅行、楽しんできてください！
